食材

料理の材料となる「食材」は、野菜や穀物、果物などの「植物」と肉や乳製品、魚介類、卵などの「動物」に分けられます。食材は収穫、捕獲してから新鮮なうちが食べ頃なものが多く、時間が経つと腐ったり劣化してしまうため、塩漬けにしたり乾燥させたりといった工夫がされてきました。冷蔵庫の普及により、食材の保存期間は一気に長くなり、冷凍ではさらに長期間食材を保存することができるようになりました。さらに輸送技術などの向上により、世界中の食材を取り寄せることも可能となってきています。
食材それぞれに味や食感があり、食材の持つ味を活かした調理や、他の食材と組み合わせることでまた別の味を活かすことができます。同じ食材でも焼く・茹でる・蒸すなど調理法が違えばまた味も異なります。家庭やお店による独自の味付けによっても味は変わり、幼い頃から食べてきた家庭での食事は「おふくろの味」などと呼ばれて、生涯にわたってその人の好物となることも少なくないようです。
食材には旬があるものも多く、その時期には味が濃かったり、脂が乗って旨味が増すなど栄養分も高くなるようです。その食材の流通量もその時期は増えるため、安く手に入れやすくなります。最近では、食材の安全性に高い関心を持つ人も増えてきているようです。防腐剤や添加物などは国が定めた基準内の食材が国内では出回っているはずですが、さらに「無農薬」「有機」などの食材をお金を出しても購入したいと希望する人も多く、高品質で添加物が少なく、無農薬や有機栽培された食材を専門に扱う食材の宅配サービスなども人気を集めているようです。
時代の移り変わりによって、一般家庭で使われる食材もずいぶん変わってきたようです。ごはんに味噌汁、魚といった典型的な和食から、肉が多用されるようになり、食の欧米化とも言われています。ただ、カロリーや脂質が高い食材を多用した食事は成人病などを招くとも言われており、健康を維持するためには改めて普段の食材を見直すことが大切なのかもしれません。