食材の組み合わせ

食材には、それぞれに栄養素が含まれ、他の食材と組み合わせた時に、その栄養素が増えて体に良い影響を与える場合もあれば、栄養素の吸収を阻害する場合もあり、さらに同時に摂取することで、体に悪影響を及ぼす物質が体内で生成されてしまう恐れもあります。
昔から「うなぎと梅干」「すいかと天ぷら」などは一緒に食べてはいけない、とされていますが、「うなぎと梅干」は実は梅干しがうなぎの油分の消化を助ける働きもあるため実際には悪影響のある食べ合わせではないそうです。これは、「梅干を食べると唾液が出て食欲増進に繋がるのでうなぎを食べ過ぎてしまうのを防ぐため」「うなぎが腐っていた場合に、梅干が一緒だと酸味で気付かないから」などと諸説があるそうです。
一方「すいかと天ぷら」はすいかが水分を大量に含むため、胃液を薄めてしまい消化不良を起こすのを防ぐためだと言われています。また下痢気味の方も避けた方が良い組み合わせだそうです。また、栄養素の吸収を妨げてしまう例としては「枝豆とチーズ」が挙げられます。両方ともおつまみの定番でもあり、子どもも好きな食材であるため意外に思われるかもしれませんが、枝豆にはフィチン酸が含まれており、カルシウムの吸収を妨げてしまいます。ほうれんそうに含まれるシュウ酸も同じようにカルシウムの吸収を妨げてしまうため、同じ食卓に出さず、朝にチーズ、夕ご飯で枝豆、など分けて摂取すると良いそうです。
良い組み合わせとして有名なものといえば、「カレーとらっきょう」「お刺身とわさび」「とんかつとキャベツ」などが挙げられます。胃もたれのしやすいカレーと胃を保護する効果のあるらっきょうは、栄養面だけでなく辛みを軽減してくれる効果もあるそうです。
お刺身は生ものなので食中毒の心配がありますが、わさびには殺菌作用があります。さらに胃の働きを高めてくれる効果もあるため、生ものを消化しやすくなります。
キャベツには胃腸を保護して消化・吸収を助けてくれる効果があり、食物繊維も含まれているので、とんかつの油の吸収を抑えてくれます。さらに、キャベツにはカロリーを燃やす働きもあるそうです。